農場での使用例 2

H農協

基本情報

  • 管内の酪農家の約半数(25軒)が実施
  • 検体:乳汁
  • 検査の実施:民間検査機関に依頼
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PAG検査を始めようとおもった理由は?
(導入前の問題点)
授精のタイミングが個体によって異なるため、授精師は授精のために複数回農家に足を運ぶなど授精業務に対する負担が大きかった。作業負担軽減のために発情同期化とPAG検査を組み合わせることで効率の良い繁殖管理を目指した。
繁殖管理の方法は?
定時人工授精(ショートシンク,SS法)を採用。AI後28日でPAG検査陰性だった牛は、共済獣医師がエコー検査後、SSを実施。PAG検査で陽性となった個体も任意のタイミングで再妊鑑。
PAG検査の利用方法は?
定時人工授精と組み合わせることで、決まった日に授精業務を実施できるようになった。これにより、無駄な訪問回数が減り、授精師による差のない一定の質をもった授精サービスを提供できるようになった。
PAG検査を導入して変わったことは?
経験値の低い新人授精師の育成においてもメリットが大きい。また、地域の獣医師・農家との取り組みにより、三者の連携が強まった。